今回は横浜市内にある旧・東京急行電鉄(現・東急電鉄)にかつて存在していた駅に関する話題。
昨日、インターネット上で↓の記事を見つけたため、自宅から徒歩で行ける場所にある旧・東横線 神奈川駅があった場所へ行ってきた。
『「東急多摩川線・目黒線vs池上線」”荏原郡覇権争い”の行方は』
http://trafficnews.jp/post/107852/2
世の鉄道マニアの方々なら説明するまでもないであろう (@^-^)
東急電鉄(東京急行電鉄)は東京都南西部から神奈川県東部にかけて路線を有する首都圏大手民鉄の一角。
JRグループ各社を除いた民間鉄道企業で、輸送人員では国内最大を誇る。
その東急だが、歴史を遡ると、当該エリア内で営業していた複数の鉄道会社が合併に合併を繰り返して現在の東急へと至っている。
で、紹介したこちらの記事では、現・目黒線および多摩川線の前身である旧・目蒲線を経営していた「目黒蒲田電鉄」。
それと、現・池上線を経営していた「池上電気鉄道」について記載されている。
現在42歳の私よりも下の年代の人はあまり記憶にないかもしれないが、今から21年前の2000年、旧・目蒲線は多摩川駅を境界に「目黒線」と「多摩川線」に分割された。
それ以前は池上線と目蒲線は、ほぼほぼ同じ所を並んで走っていたワケである(・∀・)
その背景には、かつては別々の鉄道会社であり、相互がライバルの関係にあった。
それで、紹介した記事の中に『目黒蒲田電鉄では、子会社の東京横浜電鉄が1926年(大正15年)に丸子多摩川(現・多摩川)~神奈川間を開業。』と書かれている。
この「神奈川駅」なのだが、今は既に廃駅となり存在していない駅である。
現在の東横線 反町~横浜間にあった。
で、ここがかつて神奈川駅があった場所。
以前、当ブログでご紹介した東横線 東白楽~横浜間の地下化に伴い、線路跡地を整備し造られた緑道「東横フラワー緑道」。
緑道間に存在するトンネル「高島山トンネル」のすぐ横にあった。
太平洋戦争中の1945年(昭和20年)、空襲により駅が焼失。そのまま廃駅となった。
現在はもう、ホーム等があった形跡は何も残っていない。
この場所から東に約150メートル進んだ所に、京浜急行 神奈川駅がある。