毎度どうもこんにちわ (^-^")/
本日も私が通勤で日常的に乗車をしている鉄道、東急電鉄に関する話題。
東急田園都市線・大井町線 二子玉川駅 ~ 溝の口駅間に関すること。
当該区間は2009年、高架複々線化が実施され田園都市線・大井町線が並走をしている。
それまで二子玉川駅が終点だった大井町線が溝の口駅まで延伸された。
この区間は上下各2路線の複々線になっており、外側が田園都市線、内側が大井町線の線路となっている。
それ自体は決して珍しい話ではない。
似たような構造の路線は全国に多数存在をする。
ただ、とんでもないことがひとつある Σ(・∀・|||)!!
複々線区間の二子玉川 ~ 溝の口の間に存在をする途中駅、二子新地、高津の2駅は外側の田園都市線側の線路にしかホームが設けられておらず、大井町線は停車をしない。
これは大井町線の各駅停車であれどもしかり ( ̄ェ ̄;)
各駅停車なのに通過するの\(◎о◎)/
まずこちら、二子新地駅。
ホーム上から、多摩川を挟んだ対岸に建つ二子玉川駅が肉眼ではっきりと見える。
ただ今、大井町線 各駅停車が華麗に通過しております!
つづいてお隣、高津駅。
こちらでも各駅停車が全力で通過しております!
但し、大井町線 各駅停車の中で一部は、二子玉川駅から田園都市線側の線路へ入り二子新地・高津の両駅に停車をする列車もある。
各駅停車の種別表記が緑色で各停と表記されるものは、高津・二子新地の両駅を通過。
青色で各停と表記されるものは当該2駅に停車をする。
運転席に設置されている種別の表示には「G各」・「B各」の2種類があり、それぞれ緑色(Green)と青色(Blue)を意味している。
さて、鉄ヲタの皆さんならお解りかもしれません。
「複々線」とひと言で言っても大きく2つに分別される。
方向別複々線と線路別複々線あるいは系統別複々線。
方向別複々線とは上下4線がそれぞれ、各停上り・急行/快速上り・急行/快速下り・各停下りと、上り・上り・下り・下りの順に並んでいること。
一方、線路別・系統別複々線は各停上り・各停下り・急行/快速上り・急行/快速下りの順に上下上下で線路が並んでいる。
それでここ、二子玉川 ~ 溝の口間の複々線区間は、田園都市線上り・大井町線上り・大井町線下り・田園都市線下りという構造となっており、方向別複々線が敷かれている。
往々にして方向別複々線が採用されるケースは、ひとつの鉄道路線上で乗降客の需要が多い区間を複々線化させる場合。
西武池袋線 練馬~石神井公園間、小田急小田原線 代々木上原~登戸間 等
他方、線路別・系統別複々線は異なる路線が途中から合流し、そこから並走を行う場合に多く見られる。
JR中央線・総武線 御茶ノ水~三鷹間、JR山手線・埼京線 大崎~池袋間、JR常磐線・東京メトロ 千代田線直通電車 綾瀬~取手間 等
線路別・系統別複々線で一方の線路にホームがなく、全ての列車が通過をしていくとしてもそれほど違和感を感じない。
ただここは方向別複々線だから、各駅停車がスーっと通過をしていく光景に違和感を感じてしまうのだろう。
そもそも田園都市線・大井町線の並走区間なんだから、線路別・系統別複々線の構造でよかったんじゃないかな?