鉄道マニアックコラム『ヲタクはつぶやく』

“ヲタク”を自覚する40代・男性の鉄道マニアックコラム

京浜急行 旧・平沼駅跡『戦争遺跡』


 今日の話題は横浜市 西区 平沼にある廃駅跡、京浜急行 旧・平沼駅に関すること。

 横浜市在住の私。

 ここの場所は私の自宅から徒歩5~10分程度の所にある。

 旧・平沼駅は京浜急行 横浜駅戸部駅にかつて存在した駅。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212704j:plain

 相模鉄道平沼橋駅より徒歩約5分

 太平洋戦争の最中営業休止となり、1945年5月29日の「横浜大空襲」により駅舎が焼失。

 そのまま廃駅となった。

「戦禍を後世に伝える」目的で敢えて当時のまま遺されている。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212642j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212632j:plain

旧・平沼駅 プラットホーム跡

 但し、終戦から既に70年余りが経過し、「戦争遺跡」の役割を持つ同駅跡も老朽化が進んでいることから、耐震補強工事等が施されている。

 このため、駅跡は現在、「戦争遺跡」という大事な役割を担う施設であるものの、工事現場さながらの鉄柵に囲われた状態で施設が置かれている。

 当然、関係者以外敷地の中へ入ることはできない。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212652j:plain

旧・平沼駅 階段跡

 鉄柵の外からも改札階からホームへつながる階段跡が確認できる。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212606j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212619j:plain

旧・平沼駅 階段跡

 以前に当ブログでご紹介した、東急東横線 旧・高島町駅跡から直線で約400mの場所にある。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210722212714j:plain

 

 東横線 旧・高島町駅廃線後、駅跡の再活用の目処が立たず放置されている状態であるが、こちら、京急 旧・平沼駅は意図をもってして保存されている(・∀・)

 










「一般旅客は降りられない駅」JR鶴見線 海芝浦駅


 皆さんどうもこんにちわ d(o^v^o)b

 関東地方もようやく梅雨が明けて、夏らしい気候になってきましたねぇ。

 そんなワケで横浜市在住の鉄道ヲタクの私は今日の午後、横浜市内に存在する関東在住の鉄道マニアなら知っている人も多いであろう、鉄道マニアの“聖地”とも言っていいであろう場所を訪れた。

 JR鶴見線 海芝浦駅

横浜市 鶴見区 末広町/ラインシンボル・駅ナンバリングJI52

 ご存知の方、行った経験のある人も多いことでしょう。

 ここの駅、東芝エネルギーシステムズ(株) 京浜事業所敷地内に設置されている駅で、同事業所に勤務する従業員、および取引先等の関係者以外は駅から外へ出られない(゜д゜#)

 大都市 横浜市の中にある唯一秘境駅 Σ(@д@;)

 というワケで海芝浦駅へ向かってまず始発駅、鶴見駅から鶴見線に乗車。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211630j:plain

 既に鶴見駅の改札に「外へは出られません。」掲示が( ̄◇ ̄;)

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211608j:plain

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211620j:plain

発着駅 鶴見駅のホームは2線相対式で頭端式のホーム。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211649j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211641j:plain

 それで、京浜東北線との乗換改札から見て手前側にある3番線ホームに通常、列車が入線し折返しを行っており、奥にある4番線ホームは朝のラッシュ時しか稼動していない。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211701j:plain

鶴見線ホームから見た京浜東北線ホーム

 鶴見駅から5駅目の浅野駅のホームに入る直前で、本線である扇町駅へ向かう線路と海芝浦駅へと向かう線路に分岐される。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211711j:plain

 で、私が乗っていた電車が、線路が分岐するポイントに差しかかる直前で緊急停車した Σ(・ω・ノ)ノ

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211721j:plain

 ポイント切り替えが出来ていなかったのか Σ(っ゚Д゚;)っ

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715213528j:plain

 海芝浦駅と隣の新芝浦駅との中間で線路が分岐しており、東芝エネルギーシステムズ事業所内へ線路が延びている

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715212014j:plain

 事業所の中に線路が直接入っている w( ̄o ̄)w

 製品をそのまま貨物列車へ積み込むのか w( ̄Д ̄;)w

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211938j:plain

 到着しました(・∀・)終点 海芝浦駅

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211830j:plain

 最初に述べた通り、駅のホームの先は東芝エネルギーシステムズの事業所となっており、一般の人はこのホームから先へは立ち入れない。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211816j:plain

 駅のホームが運河に沿って建てられており、なかなかの絶景(@^-^)

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211805j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211731j:plain

関東の駅百選にも選定されている(*´∀`)/

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211853j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211922j:plain

 

 折返し発車までの間、ホーム内のあちこちで写真を撮っていた間に、事業所の従業員であろう方たちが大勢、関係者しか通過できない改札口から列車へ乗り込んできた。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211743j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715212003j:plain

 

 駅構内に掲示されている時刻表。

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211911j:plain

 ご覧の通り運行本数は少ない。

 もしこの記事を読んで「行ってみたい」と思われた人は、必ず事前に各種乗換案内サイト・アプリで時間を調べてから訪問するようにしてください。

 そうしないと最悪、帰れなくなります(;゚Д゚)

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211841j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211752j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210715211949j:plain








西武多摩川線「サイクルトレイン」始動


 西武鉄道(株)は来たる7月1日より、多摩川武蔵境~是政(これまさ)間にて自転車をそのまま持ち込んで乗車できるサイクルトレインの実証実験を行うことを発表した。


【参照】

http://www.seiburailway.jp/cycletrain

http://www.traicy.com/posts/20210612211736


 多摩川線は西武鉄道の他の路線(池袋線新宿線 他)と一切路線が絡まない孤立路線

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210616162815p:plain

西武鉄道 路線図(最下部にある路線が多摩川線)


 それ故に需要も限られていることもあり、何らかの施策を講じる必要性があったであろう。


 また、孤立路線であるが故にこうした実証実験を行うには都合がいいとも言える。


 そもそも私個人の考えとしては、多摩川線は西武が保有してるべき路線であるかどうか疑問に思っている部分がある。


 鉄道各社の歴史を振り返ると、現在の言い方でいうM&A(企業の買収・合併)がくり返され、中小の鉄道事業者が大手に併合されていった経緯がある。


 その反面、他の鉄道事業者へと譲渡された路線も少なからず存在する。


 京王井の頭線はかつては小田急の路線だった。


 JR相模線はかつて、相模鉄道の路線であり、相模線という名前はその名残。


 多摩川線に関しても、何も西武の路線でなくてもいいのではと感じていた。


 今回、このような形で利用客の行動範囲を広げ、地域交通の利便性の拡充を図る計画を立てたわけだが、これを機に多摩川線を買いたい」という企業が出てくれば、それもそれで良いのでは?











旧・東京急行電鉄「神奈川駅」


 今回は横浜市内にある旧・東京急行電鉄(現・東急電鉄)にかつて存在していた駅に関する話題。


 昨日、インターネット上での記事を見つけたため、自宅から徒歩で行ける場所にある旧・東横線 神奈川駅があった場所へ行ってきた。


『「東急多摩川線目黒線vs池上線」”荏原郡覇権争い”の行方は』

http://trafficnews.jp/post/107852/2


 世の鉄道マニアの方々なら説明するまでもないであろう (@^-^)


 東急電鉄東京急行電鉄)は東京都南西部から神奈川県東部にかけて路線を有する首都圏大手民鉄の一角。


 JRグループ各社を除いた民間鉄道企業で、輸送人員では国内最大を誇る。


 その東急だが、歴史を遡ると、当該エリア内で営業していた複数の鉄道会社が合併に合併を繰り返して現在の東急へと至っている。


 で、紹介したこちらの記事では、現・目黒線および多摩川線の前身である旧・目蒲線を経営していた目黒蒲田電鉄


 それと、現・池上線を経営していた池上電気鉄道について記載されている。


 現在42歳の私よりも下の年代の人はあまり記憶にないかもしれないが、今から21年前の2000年、旧・目蒲線多摩川駅を境界に目黒線多摩川線」に分割された。


 それ以前は池上線と目蒲線は、ほぼほぼ同じ所を並んで走っていたワケである(・∀・)


 その背景には、かつては別々の鉄道会社であり、相互がライバルの関係にあった。


 1934年(昭和9年)、目黒蒲田電鉄池上電気鉄道が合併。


 それで、紹介した記事の中に目黒蒲田電鉄では、子会社の東京横浜電鉄が1926年(大正15年)に丸子多摩川(現・多摩川)~神奈川間を開業。』と書かれている。


 この神奈川駅なのだが、今は既に廃駅となり存在していない駅である。


 現在の東横線 反町~横浜間にあった。


 で、ここがかつて神奈川駅があった場所。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194144j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194123j:plain


 以前、当ブログでご紹介した東横線 東白楽~横浜間の地下化に伴い、線路跡地を整備し造られた緑道「東横フラワー緑道」

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194349j:plain


 緑道間に存在するトンネル「高島山トンネル」のすぐ横にあった。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194413j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194438j:plain


 太平洋戦争中の1945年(昭和20年)、空襲により駅が焼失。そのまま廃駅となった。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194207j:plain


 現在はもう、ホーム等があった形跡は何も残っていない。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194229j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194326j:plain

京浜急行 神奈川駅

 この場所から東に約150メートル進んだ所に、京浜急行 神奈川駅がある。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210611194301j:plain

京浜急行 神奈川駅











JR高島線 / 高島水際線公園

 


 今日の話題は横浜市を走行する貨物線に関すること。


 JR貨物が運行している貨物路線「高島線」


 JR根岸線 横浜~桜木町間で根岸線の線路に接続し、桜木町以南、根岸線の線路上を走行する。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204443j:plain


 この根岸線との接続に伴い、横浜~桜木町間で根岸線の上下線の間に、下から高島線の線路が入り込むため、根岸線の下り路線が数メートル上に上昇し高島線と立体交差を行っている。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204425j:plain


 そもそも根岸線の線路は高架なんだから、わざわざ上に上げなくても( ;´Д`)

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204401j:plain


 おかげで?根岸線の下りは相当高い所走ってるよ Σ(・ω・ノ)ノ

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204053j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204029j:plain


 それで、根岸線から分岐し下に降りた高島線の線路は、数百メートル根岸線の真下を走行した後地下へ潜る。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204513j:plain

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204536j:plain


 そして(◎-◎;)!! 数百メートル地下を走行したらまた再び地上に現れる ( ̄□ ̄;)!!


 なんでそんな短い区間だけ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204554j:plain

地下区間の真上


 で、このたった数百メートルの地下区間の間に、横浜市内の地下を走る地下鉄、横浜高速鉄道 みなとみらい線地下で交差している。


 なんでわざわざ、そんな複雑なことやってるの !?( ゜o゜;)


 みなとみらい線 新高島駅のちょうど真上を交差している。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204114j:plain


 それでこちらが地上出口付近。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204135j:plain


 短い地下区間を経て地上へ出てくると、しばらくの間、横浜市「高島水際線公園」の敷地内を走行する。


 ちなみにこの貨物線の路線名は高島線。


 水際線っていったい何(゜д゜#)

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204259j:plain


 公園の敷地の真ん中を線路が分断するように貫通しており、線路の上に跨線橋が設けられている。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204613j:plain


…で(・∀・)♪

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204236j:plain


 跨線橋の上は私と同様の鉄っちゃん(鉄道マニア)たちの絶好のカメラスポットヽ(゜▽、゜)ノ

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204157j:plain


 今日の横浜は快晴で、多くの鉄っちゃんたちがシャッターチャンスを狙いにやって来ていた。

 

f:id:wotakuwatubuyaku:20210609204217j:plain


 私以外の人たちは皆、一眼レフカメラで撮影していた(*>ш<*)


 私だけスマートフォンのカメラで撮影してる(;^ω^)


 つくずく一眼レフカメラが欲しいと感じてしまった(^▽^;)