年末、仕事で千葉県 浦安市へ行く用事があり、久しぶりにJR京葉線 新木場駅を使った。
新木場駅はJR京葉線・東京メトロ 有楽町線・東京臨海高速鉄道 りんかい線の3線が乗り入れる駅。
地上4階部分にJR京葉線のホームがあり、2階に有楽町線とりんかい線のホームがある立体構造の駅。
それで、りんかい線は終点である当駅のホームの先に、真上を走るJR京葉線の線路と接続する連絡線が設けられている。
だが、京葉線とりんかい線の線路はつながっているにも関らず、この2つの路線は相互直通運転は行っていない。
新木場駅が開業した1988年当時、私はまだ小学生だったが、この時既に、この連絡線が存在していたことははっきりと記憶している。
つまり30年以上使われていない線路ということである。
但し、レールは敷かれているので、旅客輸送以外の目的で使用することはあるものと考えられる。
双方の路線が相互直通運転を実施できない背景には、りんかい線の反対側の終点駅、大崎駅にてJR埼京線(川越線)と相互直通運転が行われていることにある。
りんかい線は現在、大崎駅よりJR埼京線(川越線)川越駅まで相互直通運転を実施。
この為、りんかい線と京葉線が直通運転をした場合、JRの駅で乗車し、改札を経ずにりんかい線を経由し、そのままJRの駅で下車してしまった場合、りんかい線を経由したのか、JR線のみで移動したのかの判別ができ ず、JRにしか運賃が落ちないという事態になってしまう。
これが最大のネックとなっており、30年以上経っても未まだ双方の直通運転が実現していない。